内容説明
１９２０年代の中国。懲役１５年の罪で服役した劉浪は、男女混合収監の刑務所で、自殺を図った女・周紅と出会う。一緒に過酷な懲罰作業をしたり、向かいの監禁室に放り込まれるうちに、心を近づけていく。が、戦争という歴史のうねりの中で、別々の刑務所に収監されることに。「出所する日を待っている」と約束を交わす２人。こうして、さらに１５年が過ぎた―。第２０回東京国際映画祭コンペティション部門公式出品作品。
著者等紹介
ジヌチェヌ［ジヌチェヌ］
１９６９年中国杭州生まれ。９６年中央戯劇学院を卒業。ＣＭやＭＴＶなどの活動を経て、９８年『インターネット時代の愛情』で映画監督デビュー。多くの賞を受賞。２０００年『菊花茶』で、第２３回モスクワ国際映画祭審査員監督特別賞などを受賞。テレビドラマの演出も多数手がけており、いわゆる、中国「第六世代」監督として、今後の活躍が期待されている気鋭のひとり（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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