内容説明
恐怖のスーパーヒーロー学校を逃げ出したペギーたち。宇宙を浮遊したあげく、地球へと戻るつもりが見知らぬ惑星へたどり着く。水晶だらけの廃墟の街は極寒で死の気配が漂い、魔法の光が灯台から降り注ぐ、いかにも怪しい恐怖の地。生き延びるためにまたも危険な旅を強いられるペギーだが、待ち受けるのは瀕死の危機、そして自らの出生にかかわる信じられない秘密だった―。急展開に驚きが止まらない、興奮の第9巻。
著者等紹介
ブリュソロ,セルジュ[ブリュソロ,セルジュ][Brussolo,Serge]
1951年パリ生まれ。SF、ファンタジー、推理、冒険、歴史などありとあらゆるジャンルで小説を書きこなし、フランスのスティーヴン・キングと称されるほど本国では大御所の作家。著作は過去140作を超え、ベストセラー作品は多数。『ペギー・スー』は彼が初めて取り組んだ子供向けのファンタジー。刊行早々、フランスをはじめ各国で人気を博し、シリーズ化される。これをきっかけに、近年は意欲的に児童書を執筆中。もはやフランスでは老若男女を虜にする人気NO.1作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クナコ
10
初読。宇宙や怪物が山ほど出るナンセンスファンタジー9巻目。前巻の困難からの逃亡先でのさらなる困難。相変わらず度重なる危機を乗り越えながら、ついでに失恋の痛手も回復させている主人公。本作はしっかりとしたプロットなく続いている印象が強いので、本巻での男子たちの扱いや副題にある秘密についても、ああそういう展開もありますか、とニュートラルな気持ちで読んだ。それにしても、ペギーはシリーズ通して男子にはそこそこモテるけれど、女子とはろくな友情が育めないところが読んでいて辛い。著者は女の友情否定派なのかと疑っている。2022/08/29
あや
2
ペギーの出生の秘密が明らかになったり、出会いと別れがあったり、話が大きく進展したように感じました。表紙は例の人でしょうか?2011/09/05
ペルー
0
ペギー・スーの冒険も、いよいよ他惑星に。この星は魔法が幅を利かせていて、なかなか体験そう。ファンタジー要素も少しあるけど、楽しくない感じ(笑)しかし色々な仕掛けを、こんなにたくさん、よく思いつくなぁ(笑)2013/12/21
ジジ
0
明かされました。ペギーの秘密。世界のありようもそこに住む人びとも悪意に満ちていていつもながら辛い冒険であった。早く帰っておばあちゃんに癒やされてね。2013/12/05
6月うさぎ
0
あとがきにもありましたが私も町田さんの絵は素敵だなぁ。と思います。2013/07/24