内容説明
幽霊たちに鏡の中の分身をとられてしまったペギー・スー。鏡像を返してもらうのと引き替えに、遠い宇宙での無謀な助っ人を引き受けることに。そこは人間が怪物に変身してしまう恐ろしい星。食い止めるためには、巨大なドラゴンの涙を飲むしかない！前代未聞のドラゴンの涙集めの冒険。ペギーたちにも変身の危機が訪れ、さらに恋人セバスチャンとの関係に変化が…？片時も目が離せない、大波瀾の文庫第７弾。
著者等紹介
ブリュソロ，セルジュ［ブリュソロ，セルジュ］［Ｂｒｕｓｓｏｌｏ，Ｓｅｒｇｅ］
１９５１年パリ生まれ。ＳＦ、ファンタジー、推理、冒険、歴史などありとあらゆるジャンルで小説を書きこなし、フランスのスティーヴン・キングと称されるほど本国では大御所の作家。著作は過去１４０作を超え、ベストセラー作品は多数。もはやフランスでは老若男女を虜にする人気ＮＯ．１作家である（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クナコ
9
初読。シリーズ第７巻。もはやお使いくらいの勢いでよその星に行くようになってしまったダークなナンセンスファンタジー。今回の舞台はいつも以上に不毛で希望のない、終わりかけの世界。全く事態を好転させない著者のサディストぶりが光る。いろんなものが危ないバランスの上に成り立っていて、落ち着いて読めない。さらにペギーとセバスチャンの関係も岐路に立たされる。すっきりしないこの巻のラストの先がどう続くのかは、シリーズの続きを読むしかないのだろう。2022/04/06
ジジ
2
俄然面白くなってきましたね。またセバスチャンがやらかしてくれる。さすが50年を無為徒食で過ごした男。経験の重みが皆無です。毎回、一度だけいいとこ見せるのが心憎いところ。ペギーの身の振り方については、わたしは青い犬に賛成だな（笑）いつもすごいと思うのは、どんな最果ての地にもヒト（の類）が必ず住んでるってこと。人間ってたくましい。2013/11/23
coco.
2
この本は裏切らないな(^^)終わり方もペギースーならでは…それにしても飽きないな♪2012/06/18
かの子
1
相変わらずがんばったのに報われないペギー・スー。応援してます。2017/10/26
嘉色のお豆
0
次が気になってしょうがない！！！！！ｗｗ2013/11/11
