内容説明
今夜、逃げるんだ。北へ!物心ついたころから収容所で育った十二歳の少年デビッドは、ある日自由を求めて脱走する。北へ行けば母さんに会えるかもしれない。幼い胸に希望を秘めて一人ぼっちで歩き続ける少年を襲う飢えと寒さ。過酷な旅路の果てに温かな愛は待っているのか…。世界中を感動の涙で包んだ永遠のベストセラー。
著者等紹介
ホルム,アネ[ホルム,アネ][Holm,Anne]
1922‐1998。デンマーク生まれ。3歳で母親を亡くし、里親に育てられる。ジャーナリスト、詩人をへて小説を書きはじめ、国民的児童小説家となる。『アイ・アム・デビッド』は最優秀北欧児童小説賞ギルデンダル賞を受賞したほか、アメリカ図書館協会賞児童文学部門を獲得
雨海弘美[アマガイヒロミ]
翻訳家。小説を中心に、ノンフィクションから音楽本まで幅広く手がける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井戸端アンジェリか
14
悲しさと憤り、なぜ?どうして?どこなの?誰なの?が混ざり合って読む手が止まらなかった。ひとつだけ不満を言うとすれば、犬は殺さないで下さい、だ。 何はともあれ良かったねデビッド、私のささくれ立った心が少ーしだけ洗われたようです。ありがとうデビッド。2016/08/09
Hiroshi Obara
0
美しい物語だ。 深く考えて、自分の人生を振り返える。僕は邪悪で信用ならない父親だ。 子供達に読んで欲しい。2016/06/21
たまきら
0
り~り~、読んだことある? 1963年出版のデンマークの児童書の金字塔だそうです。 胸が痛みますが、清らかな心の主人公がとても魅力的です。2014/06/12
tai65
0
星5つ2013/03/28
多恵
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外国の作品は概ね苦手だけど、珍しく読み切りました。つまり、面白いということ?
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