内容説明
少女ローラの、失われた四日間の記憶。それが彼女の人生を狂わせる全ての始まりだった―。風光明媚な海辺で実業家タルボットが射殺され、側に気絶した妻が倒れているのが発見された。美貌の女流画家ローラが夫を殺して自殺を図ったという大スキャンダルに、世間は色めきたつ。「…ふたりとも、私が殺したの」謎の言葉を残したまま、彼女は沈黙を貫き続けるのだが…。読み出したら止まらない、たどり着くのは意外な結末!物語巧者が放つ、極上の心理サスペンスミステリ。
著者等紹介
ヒューブナー,フレドリック[ヒューブナー,フレドリック][Huebner,Fredrick]
ミステリ作家。金融・雇用・商法・公正取引法などを専門とする弁護士でもある。著書はエドガー賞候補にもなった“Judgment by Fire”他。複雑なプロットと人物造形、スピード感ある作風で、定評がある
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