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角川文庫
ダ・ヴィンチ贋作計画

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  • サイズ 文庫判/ページ数 509p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042898016
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

債券偽造の罪で服役中のスティールにその手紙が届いたのは、出所十日前だった。差出人は、不明。しかし、手紙にはかつて自分が偽造した百ドル札が同封されていた。スティールは手紙の指示通り、出所した足で謎の男に会いに行く。男は美術商カレムと名乗った。金回りのよさそうな巨漢の男は、単刀直入に前代未聞の贋作計画を持ちかける。歴史の闇に埋もれた多数のレオナルド・ダ・ヴィンチ作品を現代に蘇らせようというのだ。成功すれば総額一億四千万$!半ば脅されるままに、計画に乗ったスティールだが…。欲望うごめく美術界の裏を綿密に、そして大胆に描く、ピカレスク小説の逸品。

著者等紹介

スワン,トーマス[スワン,トーマス][Swan,Thomas]
広告会社勤務を経て、作家に。セザンヌの絵を題材にした“The Cezanne Chase”でデビュー。以後も、美術犯罪をテーマにしたスリラーを発表しつづけている。MWA理事もつとめる。妻とともにニュージャージー在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

舟華

2
タイトルの通り、ダヴィンチの贋作を作って儲けようぜ☆っていう輩と、その中で起こる事件を追う警官がどう交わっていくのか。そして贋作計画は成功するのか。その辺に注目しながら読み進めた。とにかく計画が杜撰で行き当たりばったりなところが、最後に捕まえてくださいって言っている感じがしてそっちがそっちが面白かった。結末としては書くとつまらなくなるので描かないけれど、3か国に渡る追跡は面白いし、手法もそれなりに書かれていたのが面白かった。文章が合わずに読みにくくて1か月かかったことが一番の驚き。2021/05/31

kaikoma

1
何故家に有ったのか分かりませんが、ドタバタしたストーリーの割に楽しめた作品です。インクや紙といった私の仕事に身近なアイテムが出てくるせいでしょうか。美術館やデッサン画といった芸術系をテーマにした所も好きです。2010/10/31

左近

0
原題『The Da Vinci Deception』。債券偽造で服役中のスティールへ届いた手紙。出所後、指定された場所へ行ってみると、レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の手稿を甦らせる、壮大な詐欺計画に誘われる。一方、不審な動きをキャッチした警察も捜査を開始した…専門家のチェックをくぐり抜けるため、当時の紙やインクの成分を調べるなど、なかなか手の込んだ計画で、その方面の知識が出てくるのも楽しい。アメリカ~イギリス~イタリアの3ヶ国にまたがるストーリーは、映像作品のような描写、構成になっている。楽しんで読めた。2012/12/08

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