出版社内容情報
ある日廃車のトランクにこめかみに血痕のある老人の死体を見つけた僕は、それが誰かを突き止めようと考えた……少年の一夏の成長を描く、懐かしく爽やかですがすがしい青春ミステリ。
内容説明
一家で廃品回収業を営むイタリア系三世の少年ヌンツィオは、ある日、廃車“ボンティアック”のトランクに、片目を撃ち抜かれた老人の死体を見つける。日頃「トランクは開けるな」と厳命していた父には話せず、不安はつのる一方。あの死体は一体誰なのだろう?ヌンツィオと兄ダニーは、昔探偵社に勤めていたというおじに力を借りることにする。四肢麻痺で車椅子生活を送る気むずかしいおじと少年たちの冒険が始まった…。少年時代、最後の夏のきらめき。宝物と冒険と魔法に彩られた、ノスタルジック・ミステリ。
著者等紹介
フスコ,ジョン[フスコ,ジョン][Fusco,John]
アメリカ・コネティカット州生まれ。16歳で高校を中退し、バーテンダー、ワニ園の飼育員、シンガーソングライターなどの職を転々とする。1982年、ニューヨーク大学に入学し、86年、在学中に書き上げた「クロスロード」でナショナル脚本賞を受賞、メジャーで映画化される。以後、ハリウッドで「ヤングガン」「夢を生きた男/ザ・ベーブ」など8作の映画脚本を手がける。現在、ヴァーモント州の農場で、妻と7歳の息子と共に暮らしている
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