内容説明
その日、耳の聞こえない医師が一人、イリノイの小さな駅に降り立った。ロブ・J・コール―通称シャーマン。彼は今、父の葬式に立会うために帰郷したのだ。遺品の中に見つけた古い日記…そこにはスコットランドからアメリカに移住し、インディアンと共存する父の姿、そして戦地で医師としての宿命を果たす軌跡が記されていた。父と育んだ想い出と重ね合わせながら、シャーマンは患者の命を感じる“医師の手”が、はるか時代を越え、土地を越えて、曾祖父の時代から受け継がれてきたのを知る―。壮大なスケールで描かれる宿命の医師の物語。待望の第二部。
著者等紹介
ゴードン,ノア[ゴードン,ノア][Gordon,Noah]
記者、科学誌編集者、医療ジャーナルの発行者等を経て、作家に。現在、マサチューセッツ州西部の農場で3人の子供夫婦と同居。地方紙の編集に携わりながら、救急医療技師としてボランティア活動も続けている
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感想・レビュー
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