出版社内容情報
ライナスは陰謀理論専門の大学教授。最近身辺で不穏な事が起きている。帰宅すると物の位置がずれているし、鼻血がよく出る。そんなある日妻の死亡が伝えられる。陰謀の存在を確信し独自の調査を開始する彼だったが。
内容説明
ライナスは陰謀理論を専門とする大学教授。最近、彼の身の回りでは不穏な現象が起きている。三十五歳なのに身長が伸びているし、家に戻るとカップの位置が変わっている。これらはすべて政府の陰謀のせいだと彼は信じて疑わない。そんなある日、ブラジル行きの飛行機が爆破され、妻がその機に男といっしょに乗っていたとのニュースが入る。妻はそのときシカゴの実家にいるはずだった。FBIも政府も信用できないライナスは、いよいよ陰謀の存在を確信し、独自に事件の解明に挑むが…。偏執症の男がアメリカの国家的陰謀を暴く、コミカルでシリアスな異色サスペンス。
著者等紹介
ホーリー,ノア[Hawley,Noah]
米国カリフォルニア州サンフランシスコ在住。サラ・ローレンス、カレッジで政治学を学ぶ。ニューヨークの法律扶助組織リーガル・エイドで、幼児虐待や育児放棄など、法ではカバーしきれない事件を扱う仕事をした後、サンフランシスコの法律事務所でコンピュータ・プログラマーとして働く。ミュージシャンでもある。作家としては本書がデビュー作
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