内容説明
すべてを創造した神さまが、たったひとつ創り忘れたものがある。忘れられた生きものとその創造主の正体とは…。今も昔も多くの人々に読み親しまれているグリム童話。が、そこにはたくさんの毒が盛られている。知らず知らず読むうちに、毒はにわかに効いてくる…。グリム兄弟が半世紀にもわたって各地を歩き採集した、人間の本質を残酷なまでに深く追求した物語集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
このこねこ@年間500冊の乱読家
1
⭐⭐⭐ やたら十二人兄弟の話が出てくる。そして概して、末っ子が一番優秀である。日本でもオオクニヌシなど、末っ子が活躍する話は多いが、この末っ子信仰はどこから来たのだろう。 と、こんな感じで、いろいろな童話の共通点に想いを馳せられて、楽しかったです。2021/08/31
rico
0
再読。久しぶりにまとめて読みました。読みやすい訳だが、「日本昔話に似ているものがあるかどうか」だけにこだわるコメントは邪魔でした。2014/05/15
