内容説明
1939年イタリア。図々しいユーモアと純粋な心を持つ青年グイドは、本屋開業の夢を抱き、町へやって来た。瞬く間に彼は、若く美しい女教師ドーラに一目惚れ。婚約者がいる彼女を必死にかき口説き、二人はまるでおとぎ話のようなラブ・ストーリーの末、ついに結婚する。数年後、二人は息子ジョズエをもうけ幸せに暮らしていた。が、時局はその幸せを許さない。ユダヤ人である親子は強制収容所へ送られることになったのだ。この野蛮な現実から息子を守らなければ…想像力を研ぎ澄ましたグイドの闘いが始まった。一人の男のささやかで、壮絶な人生への挑戦。涙と笑いが溢れる、力強い愛の名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
背古巣
31
映画の脚本ですね。初めは陽気なイタリアのドタバタ恋愛ものと思えましたが、中盤から重苦しい展開に…。イタリアはイタリア自信ではなく、ナチスドイツによって暗い時期を歩かさせられたのですね。初め、グイドは単なるお調子者と思っていましたが、子供に辛い思いをさせないためにすることに唸らされた。最後、グイドはどうなったんだろう?気になる。ジョズエとドーラは生き延びることができたのは分かっているんだけど。2019/05/24
桜もち 太郎
11
ナチスによるユダヤ人迫害。情景が楽しさから暗く悲しくなっていきます。父グイド、母ドーラ、かわいい息子ジョズエ。収容所でのグイド、生活をゲームにし息子を励まします。ドイツ兵の通訳を買って出て、ハチャメチャに訳します。放送室から妻に向けて語りかけます。死ぬ直前まで息子を元気づけます。これはゲームなんだと。あと少し、ほんの少し早く戦争が終わっていたら、どれだけの命が助かったのでしょうか。「ライフイズビューティフィル」、人生は美しいと最後まで息子に教え伝えた物語でした。感動しました。映画で観てみたい。2016/07/30
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