内容説明
石油界の大物、ロバート・キング卿がM16本部で爆死した。娘のエレクトラが莫大な遺産―何十億ドルにも相当するカスピ海の石油―を相続、彼女は一躍世界中の注目を浴びる。だが、キング卿殺害犯の残忍な目は、エレクトラにも向けられていた。その男の名はレナード。脳の中に残った弾丸のために感覚の麻痺した彼が生き延びている理由はただ一つ、復讐だった。美しい相続人を狙う、凶悪な社会病質者の企てを防げる男は一人しかいない―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
い
1
007を知りどっぷりハマった頃の最新作。映画館で見ることはできなかったが、原作(ノベライズ)を読んだ。 当時を懐かしく思い出す。 なんというか、これくらいな感じで良いのよね。
ZEP
0
映画「007ワールド・イズ・ノット・イナフ」のノベライズです。殺された父から石油産業を継いだエレクトラを、彼女を狙う無政府主義者のレナードからボンドが守るストーリーです。イアン・フレミング、ジョン・ガードナーの跡を継いでボンド小説を書いているレイモンド・ベンソンが書いているので、ストーリーも意外性があり、映画ではわからない背景や心情も描かれていて面白かったです。2016/01/21
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- 和書
- こうして誰もいなくなった