内容説明
〈物体〉は燃える火の玉となって成層圏に突入した。その時、内部でなにかがうごめいた。それすさまじい飢えを意識していた―。モーガン・シテイの山中に落下した火の玉を目撃したのは、空き缶集めをしている老浮浪者だった。猛烈な爆音と熱風。落下点にはクレーターができていた。赤く焼けた球体の中でなにかがうごめいていた…。それからほどなく、山から転がりおりた老人は片腕を失っていた。そればかりではない。老人の身体をなにかがどんどん溶かしていた!肉を溶かし、呑みこみ、肥大してゆく謎の生命体“ブロブ”は、老人の身体を借りて町に潜入したのだ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
oser(読書家ではありませんドクシャーです)
49
夏なので… …ホントに大好きな映画です。ノベライズは再再読目ぐらいでしょうか。 〜以下ほぼ映画の感想〜 …CGなぞ使われて無い時代のB級ホラーで(厳密には違うのかも)今見るとチープな部分もあるのだが、ふんだんに使われているSFXが面白味と手作り感有り有りで魅力的(しかも割と怖い) …物語も80年代のアメリカンホラーて感じで哀愁があってたまらん。(うらぶれた町並みとかダイナーとか…終末思想とか怪しいドクターとか) …フラッグがまたカッコいいンだわ。佇まいとか服装とか、80年代って感じで…みんなに見てほしい2023/08/01
まえすとろ
17
1958年、アービン・H・ミルゲートの原案による、かのスティーブ・マックイーンの主演映画『The Blob(邦題:マックイーンの絶対の危機、テレビ放映題:人食いアメーバの恐怖)』を1988年にパニックホラームービーとしてリメイクした作品でノベルライターはデイヴィッド・ビショフ。 アメリカの片田舎に落下した隕石によって宇宙から飛来した粘菌質の物体は動物を溶かして養分として巨大化するアメーバ状の生命体であった。2013/09/16
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