内容説明
ある日、精神科医グライムズのもとへ届いたのは殺したはずのジェファーソン元警部からの遺言状だった。「おまえに遺産として政財界のスキャンダルを溜め込んだスーツケースをやろう。保管場所はエラという娘が知っている…」。迫りくる恐怖に戦慄するグライムズ。一方、同じくジェファーソンからの手紙を受け取った富豪の未亡人レナは、殺されたはずの娘が生きていると知り衝撃を受ける。逃れる術なくジェファーソンの狂気のゲームに呑み込まれていく二人。スーツケースを巡る欲望と因縁をも巻き込み、ゲームのシナリオはジェファーソンの思惑通りに暴走を始めていた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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2
暴力、銃弾、血しぶき、狂気が荒れ狂う。勢いで読む小説。著者の写真がある意味一番怖かった。2010/10/26
woo
1
前作”グリーンリバー・ライジング”の一つ間違えば スプラッターになり兼ねないところを独特の筆力で 引っ張って行く力量に2作目に当たる本書を購入^^ 個人的には前作の方がハラハラ感が在って出来は上 だと思うけど・・ ま、次作も読むんだろうなと思わせるレベルには何とか^^2014/04/13
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×4.0…スーツケースを追うハイエナたち…詰め込んだものは鬼畜が集めた「醜聞コレクション」こんな警官いたらたまったものではないなぁ!!それぞれのものが攻防に走るところからまさに読ませてくれます。特に、家畜同然のある人物が「覚醒」したところは目を見張りました。それとキケロの愉快な仲間たち(?)もいい仕事してくれているんですよね。特にエラなんか…こんな女性は滅多にいないことでしょうよ!!ただし、スーツケースの仔細が語られなかったのはちょっと残念、気になったのに。最後に、名犬ガルの活躍はすごかった!!2012/04/04
ルウ
0
★3 前作ほどの力まかせの豪速球!な感じはないけど、ジイちゃんたちの男らしさ溢れる活躍といい、名犬ガロの大活躍といい、手に汗握りつつちょっと涙も出そうな暴力的エンターテイメント。腕のウジ虫の描写が頭から離れず困ってます。2015/01/23
丰
0
Y-102006/12/26
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