南相馬メドレー

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南相馬メドレー

  • 著者名:柳美里【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 第三文明社(2020/02発売)
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内容説明

東日本大震災後、福島県南相馬市に転居した作家・柳美里が5年にわたって綴った珠玉のエッセイ47篇。南相馬の臨時災害放送局のラジオパーソナリティを務めたことを機に、現地の高校で講義や演劇指導を行うかたわら、書店兼小劇場をオープンするなど、被災地の人々と生活を共にしつつ歩んだ家族の軌跡。「今日もわたしは、夕陽の赤が静かに広がる南相馬の町を、小声で歌を口ずさみながら歩いています。いま、ここに在る、という自分の位置を確認しながら──」(「あとがき」より)。「南相馬に転居した理由(わけ)」「漂泊の果てに」「フルハウス」「女川駅舎の紙製のベンチ」「縁の糸」「最後の避難所」「『青春五月党』復活」「ある晴れた日に」「悲しみを追悼する」ほか、月刊誌『第三文明』の好評連載を書籍化。

目次

はじめに
二〇一五年
南相馬に転居した理由(わけ)
台所の正方形の窓
漂泊の果てに
二〇一六年
南相馬での年越し
教壇に立つ
三月十一日
記憶の中のおにぎり
信頼の味覚
猫の心、猫の命
九・四キロ
死者と共に
息子の成長と帰るべき場所
「悲しんでいる人たちの前では喜べないよね」
「フルハウス」
常磐線復旧
二〇一七年
他者を希求し、受け容れられるように
先生の雅号は「明雨」
「もう、梨作りをすることはない」
倫理の行き止まり
「あの家を生かしてもらえれば……」
本棚の がり
お墓参り
女川駅舎の紙製のベンチ
大いなる力とあやとり
縁の糸
二〇一八年
良い本との出会い
北海道へと旅立つ息子
真っ白な景色
最後の避難所
五十歳
「青春五月党」復活
稽古開始
再演を誓う
無謀な状況には無謀さを持って立ち向かう
二〇一九年の目標
二〇一九年
ニューヨークでの最期の暮らし
山折哲雄さんとの対談
「りょう」として語る自らの体験
「静物画」東京公演を終えて
小高の桜並木
昆虫好きな息子
「転」の連なり
共に過ごせる今
「ある晴れた日に」
「こういう時こそ、小説や芝居が必要だ」
悲しみを追悼する
知ったことの責任
あとがき
謝辞
著者略歴