内容説明
メキシコのシタクラン遺跡で、アメリカ人学生カサンドラ・ルビコン率いる発掘調査チームが忽然と姿を消した。犠牲儀式の伝説が残るこの古代マヤ遺跡は、地元民さえ近づかず、これまでも失踪者が続発していた。さらに、遺跡からは地球外起源と思われる遺物が出土していた…。カサンドラの父であり、考古学者でもあるヴラディミアの要請を受け、早速、政情不穏の現場へ急行したモルダーとスカリーが目にしたものは…。テレビでは見られないオリジナルストーリー、待望の第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
51
【再読】これぞX-ファイル! メキシコ・ユカタン半島で消息を絶ったカリフォルニア大学発掘調査隊の捜査に乗り出したモルダーとスカリー。麻薬カルテルにすり寄る腐敗した警察署長。謎の暗号発信源を急襲する米軍の秘密作戦が裏で進む。遺跡から盗み出した遺物の破壊力。そして、シタクラン遺跡の周囲に生息する羽根蛇や、古代ピラミッドの下に隠された地球外生命体の宇宙船という展開(^^) 謎の信号は宇宙船から発信された救難信号、そして地球外生命体の痕跡は救助に来た宇宙船と地殻活動によって跡形もなく消えてしまった……2021/09/18
カマー
2
マヤ文明の遺跡で行方不明になった女性を探しに現地に向かうモルダーとスカリー というような内容だが古代ロマン、ミステリー、SF さらにゲリラの襲撃やアメリカ特殊部隊が絡んだり古代マヤ人に文明を与えたのはやっぱり宇宙人だったりといろいろとぶっとんでいていい意味でX-ファイルぽくない 途中まではインディ・ジョーンズの印象がした 2015/11/29
風祭
1
面白かったー!小説版はこれまで「闇に潜むもの」と「旋風」を読んだが、面白かったものの物足りなさを感じていた。でもこの作品こそがまさにXファイルだ!と賞賛したいくらい内容で、嬉しかったです。マヤ文明はわからないことが多いからこそ、夢がある。2024/05/26
卯月
1
再読。職場本棚。とにかくモルダーとスカリーのコンビが懐かしい。本文中にマヤ文明の説明はあるが、ピラミッドやセノーテの情景を思い浮かべて読むには、マヤの知識があるほうが楽しめるだろうな。最後の一文が素晴らしい。このユーモアは見習いたい。2011/12/22
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