内容説明
十五世紀ヨーロッパ。王位継承権をめぐるイギリスとの百年に及ぶ戦闘で国土の大半を失い、すっかり荒れ果ててしまったフランスに、一人の少女が生を受けた。その名はジャンヌ。信仰深い彼女は神のお告げに従い、軍隊を率いて、見事オルレアンの町を解放する。しかし彼女はその純粋さ、勇敢さゆえに捕らえられてしまう―。祈り、苦悩はしながらも戦い続け、そしてついには火刑台でその命を燃やした少女。フランス再生の旗手となったジャンヌ・ダルクのはかなくも力強い生涯を描いた、壮大なロマネスク絵巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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*英雄物語*時は15世紀。王位を巡りイギリスと百年に及ぶ戦争が勃発。国土の大半を失い荒廃したフランスに一人の少女が生を受けた。彼女の名はジャンヌ…後の祖国再生の旗手だが…なぜ彼女は、処刑されてしまったのか?聖なる乙女の生涯を描く!?(紹介文・他より)――さて、もはや説明不要な有名人、ラ・ピュセルことジャンヌ・ダルクです。フランス救国の英雄である彼女の活躍が、とある聖職者の出世を完全に失わせた為に、その報復として異端審問に掛けられた…と言われています。 ⇒続き2014/01/18
卯月
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再読。ジャック・リヴェット監督、サンドリーヌ・ボネール主演の二部映画(邦題『ジャンヌ 愛と自由の天使』『ジャンヌ 薔薇の十字架』)のノベライズ。映画は未見だが、ヴォークールールの町の旅立ちからルーアンの処刑まで、ジャンヌの人生を描く内容としては過不足ないと思う(知識のある人は、あまり新鮮味がないかもしれない)。末尾の監督インタビューのほうが、知らないことばかりで面白い。でも私、監督が名前を挙げている映画ひとつも観たことないけどね(苦笑)。ベッソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のジャンヌ映画は観たんだが。2015/09/27
南註亭
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うすい文庫本なので早く読めるかと思ったら意外に時間がかかりました。訳文の問題なのか原文の問題なのかはわかりませんが、ひっかかる文章です。2007/03/25
ピーノ
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再読。ジャンヌも勝ってばかりじゃないんだね。2011/06/05
ホームズ
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1996年7月26日初読
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- 和書
- 和歌文学史の研究・短歌編