角川文庫<br> ベラム館の亡霊

  • ポイントキャンペーン

角川文庫
ベラム館の亡霊

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 499p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042668022
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ソフィアはパーティーで思わずグラスを落としてしまった。朗読されていたイギリスの古典的な幽霊譚「黒衣のアニー」の舞台があまりに自分の屋敷と似ていたのだ。画商の父マイケル卿は、ナチが強奪した名画を横流しするブラックマーケットで財産を作ったという噂があり、母は自殺していた。だが、彼女には幼い頃のおぼろげな記憶があった。屋敷に響く不気味な音に導かれた地下室で、父と母が血まみれになっていたのだ。その夜、長い間封じてきた父への疑惑を深める出来事が起こった…。巧緻なパズルゲームのような展開を見せる、クラヴァン初のゴシック・ホラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ocean

1
イギリスを舞台に、ゴシックホラーを素材にした、オカルティックで歴史ミステリー要素も含んだアメリカンエンタメ。読み応えがあり面白い作品です。ホラー雑誌編集長の初老の女性とアシスタントの青年のコンビが良い味を出していて事実上の主人公。一方主人公格である元映画監督の中年アメリカ人と彼の恋人となるヒロインは何とも中途半端、不幸自慢をしているお飾り的存在でうっとうしく目障りなだけ。その辺が残念な所です。2014/12/16

琵音

1
中世からの因縁話に廃墟、曰くありの大邸宅にそこに暮らす曰くつきの貴族、古い写本などなど……かなり好みの要素がちりばめられていて楽しめました。でもカバー絵につられましたが、この絵はあまり象徴的ではないかも。2011/03/16

yi120

0
序盤はとっつき悪かったが、だんだん良くなる法華の太鼓。一本の映画からとんでもない方向に。各キャラクターの味付けも絶妙。バーナードのあのシーンは身の毛もよだつ。後追いしたくなる作家さん。2016/12/25

kanamori

0
☆☆★2013/09/27

ルウ

0
★22014/09/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/223053
  • ご注意事項

最近チェックした商品