内容説明
生前の希望どおり、ジュリエットの遺体保存は進められた。だが、父親の圧力により、彼女の遺体を検死解剖せよという裁判所の裁定が下る。それはジュリエットの究極の死を意味した。重い足どりで地下鉄に向かったジョーは、そこで意外な事故を目撃する。ついさっき裁定を下した裁判官が地下鉄に巻き込まれ、死亡したのだ。コンピュータの誤作動が原因だった。そしてこの日からジョーの身近でコンピュータがらみの異常事故が続発する…。暴走する女の「意識」を果して止めることが出来るのか―。怒濤のクライマックス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きうりっち
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長かった。この作家の本はスピーディな展開が魅力なのに、どうなってるのというほどのろくて、おまけにコンピューターのことが分からない私には何をどうしているのかも理解できないし、うんざりした。年取ってきたから、不死の願望を持つことが実感として分かるので興味を持って読み始めたがエンターテインメントとしてもあまり面白くなかった。最後の場面をどうとればいいのだろう?ジョーが生き返ったとか?コンピューターの中で。そう考えると後味が悪い。2014/05/27
のんちゃん
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1999年8月25日2002/11/29