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出版社内容情報
真田の名を持つ最後の侍が、織田信長率いる邪神軍団に立ち向かう!魔王織田信長が召喚した邪悪な神々により魔界化した戦国の世が終わって十年。その魔界戦国の復活を企み、悪神の力を宿す真田十勇士あらため“十幽鬼"が冥府から舞い戻った!それに立ち向かうのは、真田幸村の忘れ形見にして大阪の陣で散ったはずの“生きていた兵"真田大介。ここに、わけのわからぬ化け物=「ジャバウォック」の戦いの火蓋が切って落とされる。超スケール伝奇アクション!
友野 詳[トモノ ショウ]
吟[ギン]
内容説明
魔王・織田信長が召喚した邪悪な神々により魔界化した戦国の世が終わって十年。太平の世を再び魔界戦国に戻すことを企み、悪神の力を宿す真田十勇士あらため“十幽鬼”が冥府から舞い戻った!それに立ち向かうのは、真田幸村の忘れ形見にして大阪の陣で散ったはずの“生きていた兵”真田大介。古今東西を問わない様々な神々の力を持つ者同士が豊臣の莫大な黄金塊を求め、今ここに、わけのわからぬ化け物=「ジャバウォック」たちによる、想像を絶する奇怪なる戦いの火蓋が切って落とされた。超スケール伝奇アクション!
著者等紹介
友野詳[トモノショウ]
小説家。大阪府出身。グループSNE所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
92
タイトルから当然、山田風太郎的なものを期待するし、実際そういう部分も大きい。が、エログロを盛り込んだ刺激強めの味わいはむしろ一昔前の伝奇バイオレンスを想起させ懐かしい。山風というよりは夢枕獏や菊地秀行のノベルズ作品群が近い気がした。表面的な刺激だけでなく、アイデアやガジェットががっつり詰まっているのも嬉しく、SF的なテイストもある。展開を追うほどに世界観が広がっていく感覚は、異世界ファンタジーの醍醐味。読む前に期待したものとは方向性の違う内容であったが、濃厚に面白い。続刊もこの貪欲な姿勢を保ってほしい。2016/10/25
佐島楓
42
エログロで、すごく苦手なタイプのお話だったけれど、きちんと最後まで読ませていただきました(ごめんなさい)。やはりレーベル的に、男性向けになってしまうのだろうな・・・。2016/10/20
しまふくろう
15
表紙が格好良くて購入。挿絵は無かった。なんてこった。 物語は戦国ファンタジーSFアクション物。面白そうな要素をこれでもかと詰め込んでるのに破綻してないのが凄い。 コミカライズして欲しい作品。2019/09/11
緋莢
14
足利義昭が召喚した魔神を喰らい、魔王となった織田信長。この世に魔界を召喚し、戦国大名たちはこの世ならざる者の力を得て、「魔界戦国」を繰り広げた。その戦いが終結して十年。悪神の力を宿す真田十勇士が十幽鬼となり、現れた。 その目的は豊臣家が遺した莫大な黄金。その野望を阻止すべく立ち向かうのは真田幸村の忘れ形見・真田大介で・・・2017/09/01
サケ太
14
織田信長によってもたらされた魔界戦国時代は、大坂の陣にて終幕を迎えた。しかし、魔界からの魔の手が再び迫る。魔界戦国時代復活を目論む、”蘇った”真田十勇士改め十幽鬼は千姫を襲撃する。それを救ったのは、“生きていた”真田大介。主君の遺言を胸に刃を振るう。忍者が出てくる出てくる。山田風太郎先生の作品か。化物どもの死闘の数々。迫力があって面白い。果たして黒幕は。個人的に超好きな人物も出てきて、どう続くのか。楽しみ。2016/10/17