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出版社内容情報
闇金、米国債、新興宗教、仮想通貨。全ての点がいま、線で結ばれる――詐欺、横領、脱税、振り込め詐欺といった犯罪収益が、資金洗浄される前に回収することを専門とする政府委託の部署『特殊債権回収室』――通称“トクシュー”。新たに発生した20億円の犯罪収益回収の傍ら、姿を消した前室長・馬酔木の行方を追っていた彼らのもとに、内閣情報調査室所属の鷺を名乗る男が、馬酔木の情報と交換に、仕事の依頼を持ちかける。その依頼は、とある新興宗教の調査と、存在するはずのない『無記名10億ドル米国債券』の回収だった――。調査に乗り出すトクシュー一同。闇金、米国債、新興宗教、仮想通貨、資金洗浄。全ての点が線で結ばれるとき、世界は新たな局面を迎える――。
吉野 茉莉[ヨシノ マツリ]
巖本 英利[イワモト エイリ]
内容説明
詐欺、横領、脱税、振り込め詐欺といった犯罪収益が資金洗浄される前に回収することを専門とする政府委託の部署『特殊債権回収室』―通称“トクシュー”。新たに発生した20億円の犯罪収益回収の傍ら、姿を消した前室長・馬酔木の行方を追う彼らのもとに、内閣情報調査室所属の鷺を名乗る男が、馬酔木の情報と交換に、仕事の依頼を持ちかける。その依頼は、とある新興宗教の調査と、存在するはずのない『無記名10億ドル米国債券』の回収だった―。調査に乗り出すトクシュー一同。詐欺、闇金、米国債、新興宗教、仮想通貨、資金洗浄。全ての点が線で結ばれるとき、世界は新たな局面を迎える―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
41
待ってました! 続編。わかりやすいキャラに、わかりやすいトリック、そして続編をにおわせるラスト。面白かったです。ある程度以上、最初から仕組まれたことだったんですね。2016/10/28
うまる
32
続編。一連の事件によって起こる影響が、前作よりスケールアップしていて面白かったです。詐欺や税金の事と切っても切れない宗教法人の話、それと仮装通貨や先物取引の説明を交えて、通貨とはなんなのかという話もとても良くできています。よくこれだけの事を物語に落とし込んでまとられるものだなと感心しました。これを読んで投資に興味を持つのも良し、怖いわ~と思うのも良し。深く考えると何も信じられなくなりそうだけど(笑) メインストーリーはまだまだ広げられる展開だったので、これで終わりなんて残念です。2021/07/02
HANA
11
今回も回収室が違法に奪われたお金を回収する話。今回は宗教団体が絡みつつ、流行りの仮想通貨も出てきたり盛り沢山ではあるけれど事件自体は1本で今回の方が読みやすく面白かった。続きそうな終わり方ではあるけれどこれで終わりかと思うと残念ではあるけれど、満足。2016/11/14
晦夢
5
ん〜これで終わりか。最後のがあるからもっと読みたい気持ちもあるな。2016/10/16
14番
1
犯罪利益を回収するチームを描いたシリーズ2作目。1作目のいただけない点だった、登場人物による解説が説明的過ぎるのは近作も変わらず。ただし、説明の多い序盤を過ぎると物語がテンポアップして面白くなる点も同様。近作は宗教団体が絡んで不気味さがプラス、加えて現実の事件(改変してあるようですが)、現代的な要素も前作以上に盛り込んでパワーアップしている。とても面白かったので続いてほしいシリーズだけれど、これで終わりらしい。非常に残念。2016/11/09