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角川文庫
ジミー・ザ・キッド (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042522034
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

“金輪際口をききたいとも思わなかった”相棒ケルプがまたしてもドートマンダーに“計画”を持ち込んだ。今回はずばり、誘拐。リチャード・スタークなる作家の小説を犯行のネタ本にしようというのだ。ケルプ曰く、この本の通りにすれば、子供も殺さず自分たちも捕まらず、大金ががっぽり、つまり大成功という訳らしい。呆れた話に聞く耳を持たないドートマンダーだが、恋人メイや、マーチ、マーチの母親は大乗り気。しぶしぶ腰を上げるはめになったのだが、実際には本の通りにいくはずもなく…。不運な天才泥棒と小悪党たちが繰り広げるスラプスティック・ミステリー、シリーズ第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aquamarine

79
ドートマンダーシリーズ3作目。今回ケルプが持ち込んだのは誘拐。しかも悪党パーカーシリーズの小説を参考に行うというもの。この本と同じようにすれば捕まらず、子供も殺さず大金が手に入る…?乗り気の仲間たちにうっかり腰を上げてしまったドートマンダー。もちろん本の通りになどいくわけもなく…すぐ捕まらないのが信じられない!滅茶苦茶な誘拐劇をオイ!と時々ツッコミながら一気に読みました。マーチのお母さんがいい味出していて電話のシーンは声を出して笑ってしまいました。最後の展開も良かった。期待を裏切らず面白かったです。2019/07/05

ずっきん

66
最っ高に笑った! スターク著の『悪党パーカー/誘拐』を手本にって設定だけで笑えるのに、案の定ズレまくっていくようすにいちいち腹を抱える。ドートマンダーがイライラすればするほど楽しいので、ケルプにはこのまま能天気なアホでいて欲しい。個人的にはドートマンダーのご機嫌とりメニューが超ツボだった。安上がりな小学生男子のような可愛らしさ(笑)(笑)(笑)2018/12/09

あたびー

33
誘拐をネタにした小説に委託感銘を受けたケルプに焚き付けられ、今回は本の通りにやることに。しかし本の通りに行くと思ったら大間違い。子供は天才少年で、その親父はガチガチの証券畑の弁護士。何もかもが笑える!!大好きなマーチのおっかさんが出番多くて嬉しい☺️2021/06/26

Panzer Leader

27
ドートマンダーと愉快な仲間たちの第三弾。今回のターゲットは勘のいい映画マニアの天才少年。しかも計画はケルプが見つけた小説のパクリ。もうこの時点で失敗するのは必然なり。何とか誘拐は成功するが後は坂を転げ落ちるように奈落の底へ...相変わらずのドタバタぶりで笑わせてくれる。登場人物が全て愛すべきキャラクターで、これだけ幸せな気分でラストを迎えられる作品はなかなかない。2016/02/20

しゃお

21
〈ドートマンダー〉シリーズ再読キャンペーンもシリーズ3作目に突入。今回は子供を誘拐するという。それもウェストレイクの別名義リチャード・スタークによる〈悪党パーカー〉シリーズの中の『誘拐』という作品(実在しない)の内容をそのままに誘拐事件を企てるというもの。もうこの設定だけでご飯が食べれますw そして当然の如く計画通りにはいかず渋面のドートマンダーw 誘拐された当人にジミーが頭が良くていい子なんだけど、そのジミーが最後に見せてくれるものとは?!ラストがまたいいのよね。それを見たドートマンダー達を見てみたいw2025/03/25

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