角川文庫<br> 警官殺し

角川文庫
警官殺し

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042520092
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

69
シリーズ第九作。旧訳でよむこのシリーズはどことなくダーティハリーっぽい雰囲気がある。警察権力に国家権力が過剰に関わろうとするなかで堕落腐敗し組織がうまくいかなくなるスウェーデン警察。若者に過剰な暴力と抑圧をもって対処しようとする警察官たち。その中でも、どこかで人知れず絲一倍努力している警察官がいるからこの作品でも冤罪を産まずに、真犯人が逮捕される。組織の中で、たゆまぬ努力を続けている人たちに。2019/05/22

きょちょ

26
題名に惹かれて購入してしまうと失望されるでしょう。 結構地味です。 シリーズ10作中の9作目で、過去の作品の犯人二人が登場するのが、シリーズだからこそのアイデア。 特に「蒸発した男」(今は「煙に消えた男」という題名で新訳発売中)の犯人とコルベリの会話が良いなぁ。 「蒸発した男」は、私★5です。 本作「警官殺し」はストーリー今一つも、この9年のスウエーデン警察の変貌・退廃を作者が辛辣に書き、そしてコルベリが辞職を決意するところが何とも言えません。 あと1作になってしまいました・・・。 ★★★ 2016/09/14

23
残り一作で、相棒が退職とは…。お話しは、三件の事件がまとまり、ご都合良すぎな気もするものの楽しみました。ティミーとお巡りさんペアに、ニマニマでした♪2021/08/07

背番号10@せばてん。

23
1994年12月23日読了。刑事マルティン・ベック_第3弾。あらすじは忘却の彼方。1994/12/23

飛鳥栄司@がんサバイバー

20
シリーズ中で一番好きな作品。マルティン・ベックがシリーズで唯一楽しそうに事件に取り組んでいるのだ。地方警察のオーライとも気が合うみたいだし、コルベリと組んで仕事ができることを心底喜んでいる感じ。本作の読みどころは、コルベリの退職だと思うのだが、当初から捜査していたシグブリードの殺人事件を継続して担当していても退職願いを書いていたのだろうか。マルムが警官襲撃事件にコルベリを回さず、ベックを回していたら・・・。過去に逮捕した犯人達とコルベリとの距離感を読んでいると、別の展開があったのではないかと感じる。2020/05/14

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