内容説明
冬のワシントン空港を離陸した旅客機がポトマック河に墜落。身元不明の遺体がふたつ残された。オーソンとリリー。遺体の確認作業がすすむなか、偽名を使って搭乗していたふたりの情事が白日のもとにさらされた。残されたものたちは、最愛のパートナーを失なった悲しみとその不実を知らされた怒りとにおそわれる。夫を亡くしたヴィヴィアンと、妻を失なったエドワート。それまで何の接点もなかったふたりは、それぞれの失なわれた夫婦生活に潜んでいた真実を確認していく…。「ローズ家の戦争」の著者が精細に、そして劇的に描く愛と背信の物語。
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- 和書
- 相続法講義ノート