内容説明
ローラ一家が“大きな森”の家に別れを告げる日がきた。森のまわりもすっかり拓けてきて、父さんは新しい土地に移ることに決めたのだ。一家は家財道具を幌馬車に積んで出発した、インディアンの土地だという西へと向かって。旅そのものが冒険だった。危険な川を渡るときには、愛犬ジャックが一度は行方不明になった。千キロ近い旅の末、ローラ一家は見わたすかぎりの大草原に着いた。森とはちがう新しい生活が始まった。父さんは森を切り拓いたように、大草原の開拓に挑みはじめた。ローラとメアリーにも、新しい発見に満ちた広大な草原での生活が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
井戸端アンジェリか
5
食事の様子が美味しそうだな~。 戸や屋根がなくたって、そこに優しい父さんと母さんが共に居れば最高に幸せで心地良い場所になるんだね。無性に何かを手作りしたくなりました。2013/09/01
餅くま
2
上橋菜穂子先生の本の中で、この作品に言及していたので気になって手に取ってみた。暖かい作品で、小学生くらいの時に読みたかったと思った。ただ、インディアンに対しての差別的なシーン、発言が多い。当時は仕方なかったかもしれないが、今生きている私はインディアンが住む場所を奪われ長い間差別されてきた事実をしっかり知ることが大事だと思った。2022/06/17
あさ
2
久々の再読。身体を五感を使う暮らし。テレビ番組になった話より前だけど、やっぱりあの俳優さんたちの印象で考えてしまう。2016/12/28
草太
1
自宅に埋もれていた本。読み終わってからシリーズものだったことに気づく。2021/02/17
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- 和書
- 海の斜光 角川文庫