感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
85
”(略)ルーナ蛾を見つけたときほど女性が美しく見える時はない(略)” 蝶じゃないの?と思わず見直す。 主人公たちが採集し剥製にするのは、蛾。 元々英語ではそんなに区別しないんでしたっけ?? 崇拝者、久しぶりに聞いた。村岡花子訳 上下本の下(完)2020/11/20
rokoroko
9
毒親に翻弄されるエレノア。母の愛に飢えていて可哀想。自然の描写生き物の描写は美しい2017/10/31
kagetrasama-aoi(葵・橘)
4
上巻は、母の愛に飢えた子供が、美しい少女に成長する過程が。下巻はその少女がある男性と巡り合い、三角関係に悩みながらも自己を律し、一人前の女性となる過程がリンバロストの四季の自然と共に語られています。何度読んでも、美しい自然の描写と、人々の温かさに癒やされるお話です。ともすれば悪役で終わりがちの我儘なお嬢さん(主人公の三角関係のライヴァル)が、最後に自己の内面を見つめて、変わろうとする努力まで書いて下さっているのが、このお話をより素敵なものにしていると思います。2017/10/11
本夜見
4
整頓してると…横道にそれるよね〜?つい読み始めちゃうんだよ。2014/06/14
mabel
3
母と娘、そして様々な形の愛の物語。魅力ある作品でした。自然描写はさすがの一言。私は蛾にはさわれないけど(笑)。そして、出てくるご飯が本当に美味しそう。紅茶じゃなくコーヒー、フライドチキンがごちそうなあたり、アメリカの話だなぁと。2014/06/26