角川文庫
海底二万海里〈上〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784042022107
  • NDC分類 953
  • Cコード C0197

内容説明

1866年、世界の海で「ある巨大なもの」の存在が報告されていた。巨大な鯨か、それとも一角獣か!?この怪物の正体を突き止めるべく、パリ博物館の教授アロナクスは、忠実な使用人コンセーユを従え、合衆国の軍艦に乗り込んだ。果たして怪物は、姿をあらわすのか!?永遠の名作、新装版で登場。

著者等紹介

ヴェルヌ,ジュール[ヴェルヌ,ジュール][Verne,Jules]
1828年、フランス、ナントのフェイド島生まれ。ナントのリセを出たあと、法律の勉強のため訪れたパリでアレクサンドル・デュマ父子と出会い、劇作家を志す。ナダールが製作した気球に触発されて、63年に刊行した冒険小説『気球旅行の五週間』が大評判となり流行作家となる。H・G・ウェルズとともにSFの開祖として知られる。1905年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

25
☆4.5 『ふしぎの海のナディア』リアタイ世代兼博物好き兼SF好きな私としては終始興奮しっぱなしでしたね。だって万能潜水艦ノーチラス号だしネモ船長(意外と口数が多いし愛想が良い)はオルガンを弾くし潜水服を着て海底探索してみたこともない巨大生物に度肝を抜かれてさ。書かれたのは150年前だけど古臭さや時代遅れ感がほとんどないです。当然すぎる疑問をぶつけるアロナクスに対するネモ船長の回答が実に明快かつ新鮮だし世界中の海をめぐる冒険譚に「次は何が起きるんだろう? 」とワクワクドキドキ。(下巻に続く)2023/01/10

miho

14
森見作品にたびたび登場して気になっていた。翻訳された文章なのに、森見作品に調子が似ていて(会話部分に至っては笑ってしまうほど酷似)おかげで違和感なく読めた。森見作品のルーツに触れたみたいで嬉しかった。四畳半で樋口師匠がノーチラス号の現在地を辿りながら読んでいた場面が印象的だったが、多分誰もがそうしたくなると思う。子供時代に読んでいたら森見さんのようにきっと心を捕らえて話さない本になっていただろう。100年以上前の作品とは思えないのはさすが名作。2010/11/05

りゅ-すけ@読書の秋、本番。

11
夢中になって読みふけりました。TDSで同名アトラクションに乗ったのがきっかけ。情景描写が素晴らしく、自分も海のなかにいるみたいでした。 主要人物がかなり少ないにも関わらず、ここまでのボリュームを飽きさせなく読ませる表現力には脱帽です。 続きが気になって仕方がないので、早速下巻を読み始めます!2013/05/24

8
1866年に海である巨大なもののの存在が報告される。そのもののせいで船乗りだけではなく世界までもが混乱に陥る。物語の主人公であるアロナクス教授は、使用人コンセーユと共に、この巨大なものを見つけ出す航海に躍り出る。しかし、一角鯨と思われていたこのものの正体は、実は巨大な潜水艦だったのだ。最初思い描いていた展開とは早々に異なり、上巻が終わった後でも下巻がどのように展開しどのように終わりを迎えるのか全く読めないでいる。海底への夢とロマンが詰まっている作品だし、これを機に海へ興味を持った者も少なくないだろう。2019/10/24

5310

6
四畳半神話体系の樋口師匠が読んでいて読みたくなってから数年。やっと読みました。海外作品でも登場人物が はっきりしているので読みやすいしそれぞれの人物が面白い。地球儀または世界地図を見ながら読むと尚更面白いかも。2014/06/30

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