角川文庫 角川ソフィア文庫<br> 空の論理「中観」―仏教の思想〈3〉

個数:
電子版価格
¥704
  • 電子版あり

角川文庫 角川ソフィア文庫
空の論理「中観」―仏教の思想〈3〉

  • ウェブストアに5冊在庫がございます。(2025年06月15日 07時56分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041985038
  • NDC分類 180.8
  • Cコード C0115

内容説明

ブッタが沈黙を守ったという事物の根本原理とは何か。大乗教典の原型といわれる『般若経』はその最高の真実を「空」と捉えた。ナーガールジュナ(龍樹)は『中論』でこの「空の思想」を理論的・合理的に展開し、さらに論理全体を究極的に否定した上で、その根源に潜む神秘主義を肯定した。大乗仏教思想の豊かな源泉の一つとなった中観派の思想を、わかりやすく解説した入門書。

目次

第1部 瞑想と哲学(空の思想;ナーガールジュナの思想;中期中観派;後期中観派―瑜伽行中観派)
第2部 中観思想の立場―対談(梶山雄一;上山春平)
第3部 中道の哲学(無記と四諦;無記と六十二見;『中論』と課題;縁起と空観;八不;中道;空観と批判)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

13
空という考え方が仏教理解には重要であると思い読んだ。難しいけれど、大乗仏教と上座部仏教で空というか物事をどう捉えるるのかその違いについて考えることができたかな。上座部仏教もシャカそのものではないようだね。さらに般若経を読んでいこう。2019/05/04

グスタフ

10
竜樹の空が、慈悲への道を開くものであるといった教科書的説明が、自分にはよく理解できていなかったところがある。しかし、それはソクラテスの無知の再構築であり、カントの理性批判に通づる道と同じ経緯をたどっているとの説明を読み目から鱗とまではいかないが、納得するところはあった。このシリーズ、後半の西欧哲学畑の先生の解説は、自分などにはとても分かりやすくためになっている。2015/05/24

まえぞう

9
唯識とともに仏教思想の根幹となる空についての考察ですが、アビタルマほどではないにしろ、難しいです。空という概念を、龍樹は、その頃行われていた他の学派の考え方の否定として説明していくので、「それでどうなの?」という疑問が残ります。今の世の中でも、極端に走らない中庸を説くのが難しいのと似た感じがしました。2018/12/14

roughfractus02

8
龍樹は、説一切有部の「全てがある」という主張に、仏陀が批判したヴェーダ哲学の神の創造概念の仏教への侵入を見る。対して『中論』は、空(一切はない)と縁起(物事はそれ自身で存在しない)を組み合わせ、相矛盾する両者を共に否定するディレンマや、ものは「決して自身から、他のものから、自他の双方から、また原因なくして生じたものではない」と否定を畳み掛けるテトラレンマ(四句否定)の異様な論理を展開する。すると神の創造宇宙を表していた存在の論理は論理の外に連れ出される。空の思想は、仏陀の「無記」の態度を論理において貫く。2021/04/26

mass34

6
難しい。全く歯がたたなかったので、そっとしておく。でも「空」がなんなのかは、分かったということもなく、分かってないということもない感じ。2023/11/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/145409
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品