内容説明
過去に受けた心の傷から、二十五歳の優美子は、何かに一生懸命になって生きることや、夢見ることを忘れかけていた。しかし、ある日出逢ったミュージカル女優の卵・カンナのダンスに心を揺さぶられてから、優美子の毎日は明るく輝きはじめる。性格も育ちも仕事も正反対なふたりは、ひょんなことから同居生活を始め、お互いに新しい自分を発見していく。しかし、カンナがずっと片想いをしていた一也が、優美子と恋におちてしまったことから、ふたりの友情は…。女同士の友情を瑞々しく描いた、かけがえのない出逢いの物語。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドリル
11
★★★★2022/06/16
nadaha
0
昔、北川悦吏子ドラマにハマってた時期があってそれ以来読む。昔はカンナが好きだったけど、今見ると優美子の普通さに惹かれる。顔は中森明菜の方が好きだけど。しかし恋愛を題材にしてはいるけど、徹底的なホモフォビアな世界観だよなぁ。愛情はいつか終わりが来るけど、友情は永遠。そんなテーマを感じる。旦那のはずの一也はわけわからんこと言ってどっか行って、卓郎もどっか消えて、最終回のラストは男性性を一切排除された市村さんしか出てこない。男性的なのはカンナだけ。生きていくうえで男性は必要ない、という強いメッセージを感じた。2015/07/22
たろいも
0
それぞれの道、人生があるお話でした2013/03/02
梅林ザンギ
0
★★★☆☆