内容説明
子どもの自殺は依然として続き、青少年による犯罪は凶悪化、尖鋭化の方向を示している。社会との繋がりを実感できず、自分を理解してくれない他者への怒りを膨張させ、満たされることのない空白感を抱えたまま、自分の内面を壊していく子どもたち。彼らが時に外に向けて示す感情は、過激にねじれた自己表現の様相を呈する。子どもたちの心に直接ふれる作文教育の現場で、彼らの本音と向き合ってきた著者が、壊れていく子どもたちの心の深層に迫り、救済の道を説く。
目次
第1章 自分を消してゆく子どもたち
第2章 死への逃避行
第3章 心なき心への報復
第4章 600万の自殺予備軍
第5章 復讐としての自殺
第6章 少年事件の続発と対応



