内容説明
女性なら誰もが憧れる結婚。しかもお相手が一国の王子さまだったら―。そんな夢物語を本当にかなえてしまった現代のシンデレラたち。ふだんは見ることのできないやんごとないひとびとの知られざる恋愛や結婚秘話を明かします。魅力的な女性を演出するための社交界の活用法や王子さまを虜にする夜の過ごし方など姫君たちの奇想天外なエピソードを軽やかに綴ります。
目次
第1章 シンデレラと呼ばれた女性たち(レンガ職人の娘からモナコ王妃に;国王を退位させた捨て犬女の魅力 ほか)
第2章 世界のロイヤル・スキャンダル(アルマーニのモデルに誘われた王子さま;酒とマリファナの日々!? ほか)
第3章 王侯貴族たちのハイライフ・スタイル(エリザベス女王は世界第五位の大富豪;招待客にヒモを渡したカントリー・ハウス ほか)
第4章 王侯貴族たちのご用達ブランド(カルティエ―宝石商の王、王の宝石商;ナポレオンが妻に授けたショーメの冠 ほか)
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学(ソルボンヌ大学)・リヨン大学に留学、フランス文学および歴史を専攻。帰国後、執筆を開始。西洋史を中心に、歴史の知られざるさまざまなエピソードを紹介し、好評を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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坂城 弥生
45
エリザベス女王、ダイアナ元皇太子妃など最近のイギリス王室を中心に欧州の王族のお話が多かった。あとハイブランドの成り立ちや、エピソードも。2021/08/28
leo
9
ブックオフで見かけ箸休め本として購入したのだけど…2章まではタイトル通り、皇族まつわる結婚話やスキャンダル話でわりと楽しく読めた。でも以降は結婚関係ない貴族の暮らしや貴族にまつわるブランドの話で、しかも話題が現代と過去に行ったり来たりで読みづらかったので斜め読み…しかし海外の皇族の方々は恋愛に対して自由だな。それに比べたら日本の天皇家の大人しいこと…(表面に出さないだけかもしれないけど)。眞子様なんて可愛いもんじゃないか。2020/05/21
じろ
2
★★★ 面白かったー!なんか大衆雑誌みたいな。ゴシップ雑誌というか。この人ダイアナ妃あんまり好きじゃない派なんですね。確かにこの人の話を見ると、「いや、それくらい覚悟してから王子を狙えよ」と思わんでもない。とはいえ今の王妃を応援する気にもならんけど…長い恋愛を成就すりゃいいってもんでもないだろうよ。しかし本当の金持ちとは桁が違うということをしみじみ思った。ブランドものあさってもその人らに勝てるわけないし、親に譲ってもらった着物とかを大事にしていきたいと思った。その能力をゲットせねば…2018/06/22
ち〜
2
このシリーズは好きで良く購入します。歴史の教科書には絶対載せられない、裏ネタが楽しい。その時代に生きた人々が精一杯過ごした時間を感じられます。2013/05/06
fut573
2
再読:やんごとなき姫君たちのシリーズ。このシリーズ、同じネタの使い回しがいくつかあったり、参考文献が全部日本語だったりして、歴史系としてはちょっと残念だが、ゴシップ的な楽しみ方をするならば良書なんだよね。2009/05/12