角川文庫<br> 槍弾正の逆襲

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角川文庫
槍弾正の逆襲

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041906088
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

天正年間、戦乱の続くなか、出陣中の嫡男の留守を狙い、老将保科正俊の守る高遠城に、小笠原・上杉軍が攻め寄せる。かつて武田信玄の下で槍弾正の異名をとった正俊も、すでに齢七十五の隠居の身。だが、圧倒的に不利な状況下、城を棄てる意見を一喝し、正俊は奇策を練る―表題作「槍弾正の逆襲」をはじめ、関ケ原合戦における小早川秀秋の“楯裏の裏切り”に抗した武将を描いた「松野主馬は動かず」など、独自の気概をもって生きた人間像を、あざやかに描く傑作歴史小説集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

41
非常に重厚な文体で5つの作品がのっている歴史短編集でした。その中で一番印象に残ったのは本の表題作「槍弾正の逆襲」です。かつて、武田信玄のもとで数々の武功をたて、槍弾正の異名をとった主人公の保科正俊ですが、隠居の身の75歳。彼が400程の雑兵と留守を守っている時に、不意を突かれて5000の敵兵が攻めてくるというお話です。なかなかのハラハラする話でした。他の作品も、重みのある内容だったと思います。しかし、正直なところ、作者は直木賞作家の中村彰彦氏ですが、私の読解力が無いのか少し読みにくく感じてしまいました。2015/09/07

Yukihiro Nishino

6
自らの信念に基づき行動した男女を記した短編集。特に良かったのは、表題作の「槍弾正の逆襲」と「醜女の敵討」の2作。逆に「加納殿の復讐」の主人公である加納殿は、他の作品の主人公達と違い、手放しで賞賛する事ができない人物のような気がした。2015/09/25

eddy

0
この作家さんはどんだけ会津好きなんだ!2015/02/26

すんすけ

0
保科正之の祖父が僅かな軍勢と様々な奇襲で敵を撃退する表題作など非常に史実に基づいた重厚な時代小説でよかったです2019/01/17

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