内容説明
映画「イマジン」が公開されて、ジョン・レノンが四十歳になった。映画「ドアーズ」が公開されて、ジム・モリソンが二十七歳になった。神は静かに眠っていても、人は目覚めて終わらないのかも知れない―。ジョン・レノンへの想いを綴って「十二月八日」をめぐってのものから、小説「苺畑の午前五時」についてまで、音楽のみならず、多岐にわたり執筆活動を続ける著者の八十年代後半の集大成ともいえる一冊。
目次
1 三年目の十二月八日に
2 浅き夢見し酔ひもせず
3 美しき初夏の風と光と霊
4 リザード・キングの墓
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワンタン
5
松村さんがジョンレノンについて何度となく書いている中でも、この本が一番印象に残っている。"つまり、グロウオールドウィズミーなどと聴く者に語りかけることが出来る歌手が、いったいジョンレノンの他にいるのだろうかということである”。"このように、聴く者に直接的に語りかけることが出来た最初の人間が、ジョンレノンだったのである。そして、聴く者が素直に受けとることが出来た最初の人間も、ジョンレノンだったのだ。そこには、嘘がなかったからだ。真実だけがあったからである”。正確に言えば、嘘がなかったということと真実だけが→2020/06/13
葉隠
2
人生のバイブル。100回目?くらいの再読。何度読み返しても優しい気持ちになれる。小さい幸せを感じます。2019/09/07
bittersweet symphony
0
ものすごく久しぶりの再読。 錯綜した膨大な情報の海をずっと泳ぎ続けて来た身としては、このシンプリシティは羨ましい反面、真似のできないものではありますね。2022/03/15
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- 和書
- 年寄りはなぜ早起きか