出版社内容情報
三毛猫ホームズが役者として大活躍! 大人気シリーズ第28弾。片山晴美の友人の新人女優・恵利が、見事主役の座を射止めた。だが、片山兄妹たちとの祝いの席で、「私、殺されるかも」と不吉なことを口にする。その言葉通り、恵利は稽古に向かう途中で襲われるが……?
赤川 次郎[アカガワ ジロウ]
著・文・その他
北見 隆[キタミ タカシ]
イラスト
内容説明
片山晴美の旧友・野上恵利は新人女優。次の舞台の主役に大抜擢され、晴美はお祝いの会を開いた。その席で、恵利は「私、殺されるかもしれない」と不吉な言葉を口にする。一方、恵利に主役の座を奪われたベテラン女優・丹羽しおりは傷ついた心を癒すため、グループカウンセリングを受ける。しかし、そのグループの関係者に次々と事件が発生して―!?三毛猫ホームズが「役者」としても活躍する、大人気シリーズ第28弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール読物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
56
何だろう、この安心感。懐かしさ。自分の原点のような作品…。▼小中学生のときに、読書好きになるきっかけとなった作家が何人かいた。その一人が赤川次郎だった。中でも『三毛猫ホームズシリーズ』は大好きで凄くハマっていたが、長じるにつれ遠のいていった。 最近、年齢のせいか、昔好きだった本を再読したくなる衝動に駆られることがたまにある。なかなか手に取るまでには至らなかったが、読友さんのレビューに後押しされた。 シリーズ初期の作品も読み返してみたい。 C+評価2021/12/04
銀河
34
懐かしい三毛猫ホームズシリーズ。図書館のリサイクル文庫にて発見。いただいてきました。片山義太郎、晴美兄妹と石津さん久しぶり!こ、これは伏線?と一語一句逃さないように読んだり、難しく考えたりする必要がなく、さらさらっと読んで大丈夫なところがいいです。犯人は最初からなんとなくわかってしまうけど、登場人物たちがあっちもこっちも繋がっていき、丸くおさまる様子が気持ちよかったです。でも、なんか物足りなかったり…。2011/09/17
そのぼん
16
確かこの『三毛猫ホームズ』シリーズ、ドラマ化されているんですよね。図書館で発見して、気になったので読んでみました。かなり軽く読めるミステリーでした。ただ、大一作から読んでいないせいか、そんなには登場人物に感情移入はしませんでした。2012/04/22
まいっ♪
15
はやり三毛猫ホームズシリーズは面白い!! 今回の物語はトリックと言えるトリックはなかったけど、登場人物それぞれの心情が細かく書かれていました。。やっぱり”トリックが良いだけ”ていうだけではダメだと思わされますね。赤川さんには。2010/08/18
読書好き・本屋好き堂
7
シリーズ第28弾。 だんだんと現代に近づいてきて、ついに携帯電話が登場しました! 晴美の友達・野上恵利は、新人女優。 舞台の主役に抜擢されたお祝いの会で、「私、殺されるかもしれない」と口にする?! また何かの事件に巻き込まれる?! ホームズも役者デビュー🤭し、色々と大活躍✨ 最後まで面白かった😆 まだまだ楽しめるロングシリーズで良かった🎵2023/10/17