内容説明
亜由美がアルバイト先で知り合った十六歳の女子高生・君江が、三十六歳のサラリーマン・三沢と結婚することになった。式の日取りも決まったが、君江の叔父・戸部がこの結婚に大反対。ところが、仲人をつとめる殿永が刑事だと知った途端、戸部は手のひらをかえしたようにふたりの結婚を祝福する。戸部には何か、よほど警察に知られたくない「秘密」があるらしい…?年齢差二十歳のカップルの行く手をさえぎる数々の障害。それを乗り越え、ふたりは無事ゴールインできるのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
66
半人前の花嫁 霧の夜の花嫁 の2本立て。 「半人前の花嫁」は、16歳の高校生が結婚するという話。 なんとか結婚までこぎつけるかどうか、微妙な状況。 「霧の夜の花嫁」は、結婚を機に,2人の上司(女性)が死亡するという話。 どこに犯罪が潜んでいて,どこに真実があるのか。 主人公亜由美と教師谷山の付き合い始めるきっかけ。 谷山の煮え切らない、混沌とした状況に、はっきりしない展開。2011/09/12
白雪ちょこ
18
今回は、短編集2作となっているが、表題作の「半人前の花嫁」は、展開的には近親相姦とレズビアンが出てきて、最終的には何だかなぁーと、首をかしげてしまうようなオチになっていたのが残念。 2作品目に至っては、いよいよ亜由美の彼氏として登場してくる、教師谷山が登場。 2人が付き合うきっかけにもなっている。 亜由美が結婚する日は来るのかな?と、クスッと笑ってしまった。2023/12/02
Kana
14
初めて亜由美の彼氏の谷山先生と会話をしているところが読めた。いつも名前だけの登場だったので感激してしまった。亜由美が彼氏とキスしたりするとドン・ファンも妬きもちやくんだ。と笑ってしまった。2019/05/29
4fdo4
12
赤川次郎。会話文が多いのでサクサク読み進めるのが赤川次郎。シリーズの途中から読んだが人間関係もなんとなく把握できた。トリックは軽め。2023/01/31
くらげ@
8
(☆☆☆)花嫁シリーズ。2作品。赤川作品は、女性の同性愛がよく描かるのでより犯人がよくわからなくなる。2012/09/03