内容説明
大物政治家がからんだ事件の捜査から県警でのポストを追われ、田舎町に飛ばされてしまったベテラン警部・入江。着任早々、町はずれの一軒家に住む少女から「失踪した父を探してほしい」と依頼された。少女が差し出した手がかりは、父親が書いたという「ラテン語の日記」。この日記を手にした時から入江の周りでは不可解な事件が続発、日記を解読しようとした入江の娘・咲江にまで何者かの魔手が!日記には何が書かれているのか、そして平和な町の裏側で展開する大陰謀とは!?長編サスペンス・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
達ちゃん
34
次から次へと起こる事件を追いかけているうちに一気読み。まさに赤川次郎ワールド全開でした。面白かったです。2021/01/06
りょく
1
スピード感のある逃走劇だった。一難去ってまた一難を小説にした感じ。警察官の入江と娘の咲江という2人を軸に展開していた物語が途中から融合していき、急展開する。大きな敵を相手に孤軍奮闘しつつも、織りなされる人間関係はハートフルである。 最後、まさかの2人がくっついたのには思わずにやけてしまった。2019/12/28
dani
1
解説にある通り〈よかった・・・・・・でもたいへん〉で「ああ、面白かった」な物語。それにしても謎のルミ姉。帰省中の赤川次郎@親父の本棚。2015/08/13
a01
1
赤川次郎らしい破天荒なストーリー ラテン語で書かれた日記を元に のどかな田舎町が一転 不可解な事件の舞台となる。 - 中盤で主要人物の一人がが 死亡してしまう・・・ 愛されるべきキャラが一瞬にして___。 それが事件解決への原動力となるのだが・・・ 巻末の"あとがき"で補完されることにより 誰もが救われた気分になるだろう。 ぜひ、あとがきまで併せて読んで欲しい。 - カーテンコール___。 まさに、そうであって欲しいと思った。2014/03/03