内容説明
「うちの息子は、父の顔を知らない。生まれたときから、父がいない。通称、ショーネン―ヤツがおなかにいるとき、わたしは離婚した」。「ハルさん」は30歳のときに、夫を見限り、ひとりで「ショーネン」を出産。貧乏にもめげず、マンモス団地の2DKに「ショーネン」と2人の「母主家庭」を張ってきた。雨にも負けず風にも負けず、世間の常識という矛盾にも負けず、逆境もなんのその、持ち前のパワーでプラスにして、堂々と生きてきた。涙あり、笑いあり、感動の大痛快エッセイ集。
目次
第1章 ひとり親家庭のルール
第2章 「はじめまして」のおとうさん
第3章 母と子にタブーはない
第4章 番外・「いじめ」実戦記
第5章 子育てこそ「自分主義」で
著者等紹介
下田治美[シモダハルミ]
1947年東京生まれ。長編小説『愛を乞うひと』(角川文庫)で熱い支持を得る。主な著書に『同級生』(角川文庫)、『ユキの伝言』(角川書店)、『ショーネン記』(三五館)、『やっと名医をつかまえた』(新潮社)など多数
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