内容説明
いまだに処女の30女、力石理気子(美人)にロマンスが訪れた。はたしてみごと「セックスをしていただける」か?ぬるいフェミニズムと甘いナルシシズムにパワーボムを食らわす、闘魂のハイパー文学。
著者等紹介
姫野カオルコ[ヒメノカオルコ]
’58年生まれ。青山学院大学文学部卒。’90公衆道徳を厳守する女子学生の物語『ひと呼んでミツコ』で単行本デビュー。『変奏曲』『受難』『整形美女』『サイケ』など幅広い作風。親指シフトユーザー。著作に関する出版社、内容概略などは読者によるファンサイトに詳しい
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミカママ
222
期待していたような恋愛小説ではなく、エロですらなく、ラブコメ?という分野らしい。恋の相手の霞がバカでうんざり。こういう男子、いるよねぇ。理気子にはこれに懲りず、ちゃんと彼女にあった相手を見つけてほしい。2016/11/19
優希
55
処女を捧げるならレンタルでもいい。不倫はレンタル。フェミニズムとナルシシズムに殴り込みを入れるような文学でした。官能的でありながら爆発している物語だと思います。2021/10/22
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38
3部作とは知らず、最終作から読んでしまったのですが、もうとにかく読み終えるのにたくさんエネルギーを使った気がする。恋愛小説でもなく、官能小説でもなく、これはきっとコメディだ。不倫が題材にも関わらず、胸を焦がすような切なさも愛情も彼女には一切ない。欲しいのは、行為そのもの。ただそれだけ。だって恋人から貰ったラブレターを淡々と添削する女性なんてどこにいるのでしょう笑 所々共感できる部分があったにも関わらずのめり込めなかったのは、きっと彼女のドライさと、フランス式の彼のうざったさに飲み込まれたからだろう。笑2014/08/14
90ac
37
タイトルの「不倫」に“レンタル”のルビがふってあるのが面白そうで買った。1ページ目を読んで、こりゃいけん、と思ったが、2ページ目を読んで、あ、そういうことかと納得する。主人公は「処女のポルノ小説家」。それがいかにして男と出会い、セックスをするに到るかが描かれているのだが、外国のタレントの名前などがたくさん出てきて、何か面白い事を言っているのだろうけど、外国に疎い自分としては意味不明になってしまう。この作品は姫野さんがしっかり楽しんで書いた作品ですね。終いは結局わけが分からずに終わりました。う~ん。2015/10/03
ふみ
36
手間をかけたい男とかけたくない女。理気子ちゃん キュートすぎるw2015/06/16