内容説明
好奇心と冒険心を小さな鞄に詰め込んで、純情少年・正ちゃんが、「玄関」から「ご近所」に旅立った―。あれから数十年。正ちゃんは、詩人、小説家、民芸品店のオヤジを生業とする立派な中年に成長した。だが、年はとっても心は純情。ご近所を、商店街を、徘徊する正ちゃんの心は、今もあの頃と変わらない。果物屋のゲンさんから香港のジャッキーくんに至るまで。持ち前のバイタリティーと軽快なフットワークで、見て、聞いて、触れて、感じたことを独自の感性で綴るオリジナル・エッセイ集。
目次
ご近の深情け
ご近所の恋とキケン
ご近所から離れて
ねじめ正一ご近所的自伝