内容説明
「14歳の初夏、私は発情していた」挑むように求めた教師への愛、刹那さにみちた神戸への旅、妊娠中絶、白い錠剤、顔を知らない父親の姿…。マユは、命がけでこの年齢を過ごしていく。恋を恋だと知らなかったマユ。生きていく価値を見つけたときに、不良と呼ばれたマユ。彼女がすごした鮮烈な時代―。「青い傷」で女流新人賞を受賞した著者が、この作品を書かなければ大人になれなかった、と語る自伝的小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アツリン
3
最初から最後までメチャクチャです。所詮人間は感情の生き物、子供は大人のペット。だからこそ今を精一杯、やりたいことをやって楽しく生きるべきなのかな、と思いました。2016/08/25
ゆい
0
古本屋さんで無料でお店の前においてあったのでもらってきて読んだ。途中まで面白かったんだけど、だんだんワンパターン化してくるストーリーが△。主人公が若い女の子ということもあってか、心情描写ばっかりで、その他の部分が薄かったので、妙に現実離れした感じがして、主人公の立場に入り込めなかったのも残念。2012/06/02
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