内容説明
僕は、四十一になるまで、健康には自信があった。病院には、まったく用がなかった。病気というのを、甘くみていた。つまり、病気を知らない四十一歳の男が、なるべくして突入していった過労死への一本道だったのである―。脳溢血に倒れた著者が、奇跡の生還をした日から始まる、不屈の生と愛、そして微笑みの物語。
目次
平成元年3月10日、四ツ谷駅ホームに倒れる
右半身マヒおよび失語症
パワーの先生、やって来る!
大西さんのなわとび
六人部屋のしゃべらない男たち
書けた!
“り”って、いえるかな?
杖一本で立ったこと
初めて家に帰った日
シンドラーズ・リスト
ついに、電車に乗った
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