角川文庫 吉祥寺探偵局

いしかわ じゅん【著】

角川書店（1992/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 312p／高さ 16X11cm
• 商品コード 9784041795033
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

由美がザクロだった。「話がピーマン」の類語ではない。由美の顔は、本当に柘榴状に潰されていた。俺の頭の中で煮込みうどんが沸騰していた。ナルトとネギがグルグル回っていた。そこに落した生玉子がしっかり堅くなる頃に、俺はようやく理性を取り戻した。いつもならどんなに驚いても、半熟玉子くらいで我に返るが、今日は仕方がない。俺は由美を愛していたのだ…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ひらり庵]

やっていることは筒井康隆的ドタバタでも、ちっとも笑えないのは、プロ小説家とマンガ家の違いか。今日子ちゃん登場で少し面白くなってきた所で終了。

2017/01/08

[渋谷英男]

昭和だなぁ、今では表現規制が結構あるんじゃない。☆3

2016/08/10