内容説明
思いはかれないほど、魅力的な音楽家・原マスミ。多くの熱狂的なファンを獲得する彼が創造した宇宙は、未開なそして新鮮なものだ。愛、夢、そして快楽のすべてを天球に描き、星座をめぐらせる原マスミ。その比類なき才能をこめて書いた詩、絵。さらに、吉本ばななが原マスミに捧げた小説「らせん」。ニュー・エイジ必携の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
色々甚平
4
月や太陽、天使のようなロマンチック、抽象的な物と肉体的な生々しさの合わされないものが混ざり合ってほしいという途方も無い願いが見えて、詩自体は全体的に暗くないが悲しさを帯び続けている。吉本ばななが、これらの作品のイメージをショートショートにしたものも載っているので、他に掲載されていないようなら、それを目当てにして読んで見るのもあり。2021/12/29
ミズカ
3
コロナ渦がなかったらなかなかそんな機会は訪れなかったであろう原さんのオンラインライブを観た後、原さんが紡ぐ歌詞とイラストが見たくなって入手。原さんの絵はもっと立派な画集にして出しても良いんじゃないか?と思うけれど、文庫本で気楽に見られるというのもオシャレかもしれない、とも思えた。いずれにせよ、世間にもっと評価されても良い才能だと思う。と言うか、知らぬうちに目に耳にしている人たちも結構数いるんだろうな。2020/10/21
アレカヤシ
2
10月に初めて原さんのライブを体験した。お店に入ろうとすると、原さんがマネージャーらしき女の人と歩いてくるのが見えた。私はすぐに原さんだと分かったけど、見なかったふりしてお店に入った。その時の原さんのふわふわした歩き方(見ているとちょっと変な気分になる)と、この本の雰囲気がとてもぴったりで驚きです。絵はほとんどが夜で、月と裸の女と天使がいっぱい。空気の澄んだ冬の夜、冷たい青い月光を浴びて、永遠の夢の世界に入り込んでしまった。そんな感じの不思議な、そしてちょっと悲しい気分になったりする素敵な本。2016/12/02
まー
0
1997/05/11 \100中古
そそ
0
幻想的です。すきです