内容説明
鏡に映った自分の顔は、見知らぬ男のものになっていた。過って人を殺した遠い過去の罪を問われて入獄した弁護士・萩野泰彦は、「神憑原理教」の手引きで脱獄した。整形手術を受け、新たな名前を与えられ、教団の指示通りに法廷活動を始めた萩野。これでは教祖浅茅浄円の操り人形だ。だが、“針の目”の男、田保橋刑事が、またしても萩野を追い始めた。教団と田保橋、はたして萩野は逃げきることができるのか―。そして最愛の女性黎子との再会は…。
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- 野菜だより2014年1月号