内容説明
目下独身の辣腕弁護士来栖悟郎はクラブのホステス柴山みさきから厄介な依頼を受けた。目抜き通りの建物の賃借権を暴力団に騙し取られたというのだ。法的に不備はなく、暴力団が経営するピンクサロンを立ち退かせるのは容易ではない。そんな折、ピンクサロンが不審火で焼失する。建物がなくなれば賃借権も消滅するのだ。キナ臭いものを感じつつも、みさきに魅かれる来栖は事件の渦中に飛び込んでゆくが…。謎の事件屋、暗躍する暴力団、悪徳弁護士―法律を武器に闇に蠢く男たちと渡り合う来栖を、恐るべき罠が待ち受ける。異色の長編推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko＠ヴィタリにゃん
3
来栖ってみさきに狂ってしまって情けない弁護士。だけど面白かった。2017/11/03
