内容説明
学生時代に、三十種類をこえるアルバイトに従事した原田青年。ビル掃除、レストランの洗い場、製本所、給油所の洗車係など、肉体的にはキツくてカッチョわるかったけれど、身体を酷使してお金を稼ぐ甲斐性のある時代だった…。セキララなバイト体験に、赤面の若気のいたり。初恋、初の一人旅、初めてパパになった日など、原田青年の初体験の連続に爆笑。合間に思わずホロリとなる傑作エッセイ集。
目次
男の甲斐性時代
若気のいたりで
男の主義主張
男の初体験
ハラダ困っちゃう
お母さんごめんなさい
パパになった日々
著者等紹介
原田宗典[ハラダムネノリ]
1959年、東京生まれ。早稲田大学文学部演劇科卒。84年「おまえと暮らせない」で第8回すばる文学賞入選後作家としてデビュー。小説以外にも数多くのエッセイを発表し好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わんこのしっぽ
16
相変わらず面白かった。そして懐かしいお話が続きます。でも一番印象に残ったのは、妹の原田マハさんのあとがきかも(^▽^;)やっぱり兄弟って良いよね~。2013/02/26
新田新一
10
人気作家原田マハさんのお兄さんのエッセイ集です。宗典さんマハさん共に素晴らしい作家であり、私は両者とも好きです。この本は著者お得意のユーモアエッセイ集で読みながら、何度も笑いました。笑いだけではなく、ほろりとするところもあります。その点も好みです。「初恋は複雑なもの」は、はじめて好きになった女の子のことを描いています。好きなのに、わざと意地悪をしようとしたクラスの女の子のことが出てきて、自分の子供の頃を懐かしく思い出しました。ユーモアがあり、ペーソスを感じる好エッセイです。2023/10/21
焼きサバ定食
1
下ネタ要素少なめ。でも原田宗典節のエッセイは面白い。 2022/01/10
もも
1
★★★☆☆ 子供を持つお父さんに読んでもらいたい本。なんだか懐かしかったり共感したりするのでは。このエッセイ集はくすりと来るよりは心がほわんとなるようなあったかいお話が多いです。2010/11/16
魚京童!
0
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-466.html2013/06/01
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- 和書
- 魔性と神性 〈後編〉