角川文庫<br> 皇帝を惑わせた女たち

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角川文庫
皇帝を惑わせた女たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041755174
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0195

内容説明

「夫を裏切ることはできません」と断りながらプレゼント付きのラブレターに心を揺らす。女心は、本人でもどうにもならないことがあるもの。「ラファエロの描く聖母そのまま」と言われた絶世の美女から、「あの物体は何だ」と言われた醜女まで。純愛を求めたセレブ妻、性欲の虜になった皇后など、男の願望を逆手に取りながら、ひたすら自分の幸せを追求した女性たちの驚きの生涯を紹介し、幸せになる方法を探る。

目次

夢に向かって進む女―ポーリーヌの場合
幸運を待つ女―デジレの場合
自分の気持ちを隠せない女―ジョルジュの場合
つくす女―マリー・ヴァレフスカの場合
傲慢な女―スタール夫人の場合
真実の愛を求める女―レカミエ夫人の場合
自分を大切にする女―皇女マリーの場合
恋多き女―皇后ジョゼフィーヌの場合

著者等紹介

藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県飯田市生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に裏打ちされた歴史小説で脚光を浴びた。フランス革命期からナポレオン帝政期を主題にすえた作品群で高い評価を得ている。フランス政府観光局親善大使をつとめ、現在同名誉委員、フランス・ナポレオン史研究学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆめどら

6
英雄色を好むとはいいますが…濃い。一体ナポレオンは何人いたのだろうと思うほどの女性遍歴。戦争や政治の片手間にこんなキャラの強い女たちを次々相手にするとは、さすが皇帝というかなんというか…。2012/11/27

中島直人

5
(図書館)女性のしたたかさ、強さを、男性目線を意識した女性目線で描いていて、楽しく面白く読める。それにしても、女性を不幸にしない男、ナポレオン、ご立派!2022/12/14

中島直人

5
女性の強かさ。決して受身だけではない、但しそれがメリット有りとなれば、とことん受け身に徹することも出来るという、女性の凄さをサラッと描く作者の視点が面白い。決して上からでもなく、同情するでもなく、自分と同じ頑張って生きる一人の女性として描いていく。彼女らと一緒に語られると、皇帝ナポレオンが哀れな男性の一人にしか感じられないから不思議だ。2012/12/12

那生

4
ナポレオンを取り巻いた個性豊かな8人の女性たちの略歴集。表紙はレカミエ夫人だそうで。生涯の敵スタール夫人(ジェルメーヌ)のエピソードが苛烈で面白かったです。皇后ジョゼフィーヌは彼女について1冊出しただけあって、他の女性より深く掘り下げて調べたようです。半読み物、半参考書といった風情。アオリの「幸せになる方法を探る」というのはちょっと言いすぎかな。2012/03/13

fma

2
これを読んだらナポレオンに対する認識が変わる。というか、ナポレオンも戦場を出ればただの男だったんだと気がつく。最後のジョゼフィーヌの話ではちょっと、いやかなりかわいそうな扱いだし。女性視点で見たらナポレオンも形無し。2013/11/27

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