内容説明
梅雨明け迫る豪雨の夜、都内で轢き逃げと女性の絞殺事件が発生した。手がかりが少なく暗礁に乗り上げた捜査陣に追い打ちをかけたのは、近くの新興宗教の元本部施設で絞殺死体が発見されたとの情報だった―。3つの事件を結ぶ見えない糸を手繰るほどに、人間の欲望のすべてを包む巨大な器・東京の構造悪が浮かび上がる。悪の狩人・棟居刑事は、いかにして「悪の器」を踏まえて笑う犯人を追い詰めるのか?傑作長編。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞・吉川英治文学賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あーさー
1
2時間ドラマでお馴染み、棟居刑事シリーズの一作。ひき逃げと絞殺事件を発端に、物語が動いていきます。さすがの手堅さで、110円で買えるとうれしいやつです。2024/03/20
涼
0
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2013/09/post-68d7.html2017/02/24
よしざわしんすけ
0
森村誠一先生の本ってもしかして初めて読んだかもしれません。推理小説・サスペンス小説界の巨匠というイメージだったんですが、正直いって巨匠の面影なしでした。粗いなぁって感じました。あの時代(証明三部作の頃)の作品ならば、あれから何十年もかけて進化した今の作品と比較し良い悪いをいうのは酷かなって思ったんですけど、でも「悪の器」は比較的最近書いたお話でして。まぁ、巨匠といわれても、トキの流れの速さ、短いサイクルの流行に合わせて進化するなんてのは簡単じゃないっすよね。2013/10/29
きらら
0
☆☆ 2014/11/30
Ten
0
2004/02/25