内容説明
ひかり66号のグリーン車で発見された刺殺体。被害者は関西の芸能プロダクションの実力者。捜査本部は背後に万博の巨大な利権を巡る二大芸能プロの暗闘をつきとめ、有力な容疑者が浮かびあがる。だが、犯行当時、容疑者はひかりに絶対に追いつけないこだまに乗車し、しかも二重三重の鉄壁アリバイが…。独創的な時間トリックとアリバイ崩し。そして、欲望渦巻く芸能界の裏側を抉る社会性。推理小説史に残る屈指の名作。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生まれ。青山学院大学卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞・日本ミステリー文学大賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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