出版社内容情報
森村誠一がはじめて挑む、過激官能推理小説。さまざまな最新性風俗の断片を鮮烈にえぐりつつ、次々と発生する殺人事件の謎解きも同時進行する、森村文学の新境地。
内容説明
少年期のある体験から、アブノーマルな性的嗜好を持つようになった警視庁防犯部の新開征記は、高級娼婦である恋人・棚川貴代子と、夜毎快楽の極みをむさぼる。そんなふたりの周囲で立て続けに起こる殺人事件。それらはすべて“あの事件”につながっていた。復讐か、訣別か。19年前の忌まわしい記憶に性と人生を狂わされた男たちが、いま、それぞれの決着をつける…。艶やかに描かれる最新性風俗が連続殺人の謎と妖しく絡み合う、森村文学初の過激官能推理小説。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年熊谷市生。青学大卒。10年に及ぶホテルマン生活を経て作家となる。江戸川乱歩賞・日本推理作家協会賞・角川小説賞を受賞。推理小説の他、歴史小説・ドキュメントにも作風を広げている
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